7月末から8月にかけて、イベントが続きます。
8月6日は、関西大学第6回交渉学ワークショップ(東京)に、関西大学教育推進部研究員として参加してまいりました。
午前はポスターセッション「学生目線でとらえた、各大学におけるアクティブ・ラーニングの取組」、午後は交渉学ワークショップで、いずれも、学生が、学生のために企画運営するというものでした。
ポスターセッション、ワークショップいずれも、講師にとって示唆に富む、有意義な企画でした。
標題の「恋する学問」ですが、これは午前のポスターセッションで、私のハートを射抜いた発表テーマです。なんと、学生が提案し、足かけ2年でシラバスを作成、そして40名規模の授業も実施したというのです!何ともキャッチーな科目名ですが、「恋心=知りたい」であって、知的好奇心を満たすために、学生自身が受けたいと思う授業を具現化したというのですから、驚き以外の何物でもありません。
学生提案で科目創設ができるのか?とオトナな疑問を感じたのですが、そこにはしっかり頼りになる大人が付いていました。担当の三浦真琴先生が「学生提案科目」という制度を作り上げ、シラバスには「大人のスパイス」を振りかける手助けだけはされたそうです。
科目提案のきっかけになったのは、これまた三浦先生の「大学教育論〜大学の主人公はきみたちだ!」という授業なのだそうです。学生自らが動きたくなるような二重三重の「仕掛け」とオトナの攻撃から守る「防波堤」、すごいです。
「制約があるからこそ、その中で目一杯フレキシブルにできる」「シラバスどおりに進む授業というのは、6か月間進化していないということ」など、目からウロコの名言、苦言出まくりのポスターセッションでした。
どちらの科目も秋学期開講だそうですので、授業を聴講してこようと思います。
「恋する学問」のシラバスはこちら
http://syllabus3.jm.kansai-u.ac.jp/syllabus/search/ref/0/3/37/033760.html
「大学教育論〜大学の主人公はきみたちだ!」のシラバスはこちら
http://syllabus3.jm.kansai-u.ac.jp/syllabus/search/ref/0/3/31/033110.html